自然体でうまくいく営業マンの考え方

地方の市場で都市部の営業マンより成果を出し、入社3ヵ月で全国1位になったトップセールスマンの営業基礎

ボールは早く回せ

こんにちはしょうたです。

今回は忙しくなる人忙しくならない人
についてお話します。

営業で成果を 続ける人は多くのタスクを抱えています。
多くのタスクを抱えているにも関わらず、
仕事を早く終え、いつも涼しそうな顔をしている。

仕事のできる人は残業をせず、コミッションを頂く。
仕事ができない人は残業し、残業代を欲しがる。

と言いますが、
なぜ多くのタスクがあるのに残業もせず
成果を上げれるのか気になりませんか?

成果を上げる営業マンの考えと実践をお話します。

 

 

ボールは早く回せ

自分の所にボール(タスク)を持たない。
タスクを抱え込まないことです。
ボールが来たら次の人に速やかにパスする。

仕事ができる人は、自分の所にボールが回ってきたら
早く誰かにパスします。

自分で抱え込む時間を短くし、
タスクの行列を作らないようにします。

わかりやすく言うと
人から依頼された仕事は速やかに処理し、次の人に渡す
ということです。

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仕事を完結させる

仕事はみんなの協力、共同作業で成り立ちます。
自分だけと思わず、仕事を完結させる意識を持ちましょう。
これは営業職に限らず、あらゆる仕事に当てはまります。

例えば、
あなたがお昼にサバ定食を注文しました。
ごはん、漬物、味噌汁が用意できても
サバが焼けてないと持っていけません。

お盆に揃って初めて提供できる形(完結)になるのです。

ラーメンでもトッピングが遅れてしまうと
提供できず、ラーメンが伸びて台無しになってしまいます。
麺を茹でた人はガッカリするでしょう。

しかもその間にも次々と注文はきます。
完結しない仕事が溜まります。
ボールを抱える数が多くなると大変です。

バケツリレーも水を入れる人が遅れたり
誰かがバケツを落としてしまうと、
その他の人は暇をします。火を消すことができません。

これが色んな仕事にも当てはまります。
人との関わりで仕事は成り立ちますから
仕事が完結しない状況は皆苦痛なのです。

 

仕事は定刻で回せ

もし仮にですが、

あなたは電車の車内で出発するのを待っています。
この電車は100人乗車するまで発車しないとなれば
100人乗車するまであなたは待てますか?

今10人しか乗っていません。
100人乗車するまで車内で我慢できますか?
車内で待っている99人は怒りますよね?
次の駅で待っている人からも苦情がきます。

電車は時刻で発車・到着が決まっています。
一度遅れようものなら、大クレームです。

これを自分の仕事に置き換えてみると案外
やってしまっているのです。
あなたの仕事ではどうですか?
自分の都合になっていませんか?

自分の仕事、
つまり自分のボールを早く回さないと次の人は困る
と言いたいのです。

 

工場でのライン作業

自己紹介でもお話してますが、
ぼくは昔工場で働いてました。

作業は単純!流れてくる部品を検品する作業です。

かなり急ぎ気味で検品しても次から次へ部品が来ます。
少し油断すると検品が追い付かなくなり手元の作業台は
部品で溢れ返り、押しつぶされそうになります。

ぼくが遅れることで次の人は一時的に手が止まります。
部品が手元に来ないからです。

しばらくして次の人へは、ダムが決壊したように
溜まってた部品がいっきに回ってきます。
そうなるとペースを乱されて処理しきれなくなります。

その次の人もペースを乱され仕事が回らなくなります。
こうして予定より終わる時間が遅くなります。

このように一人の遅れは組織の中で連鎖します。

そのせいでいつも以上に時間がかかったり
手直しや修正が多くなり疲れが溜まる。
連携が取れなくて不信感になる。

小さなことですが、毎日の小さな積み重ねによって
組織の雰囲気が悪くなったり、仕事が嫌になったり
常に追い込まれたようなプレッシャーから
ストレスにもなります。

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営業職でも同じ

営業の話に戻りますが、こんな状況の中では
・新しい仕事を取ってこよう
・もっと商品を普及しよう
普通の人ならこのような考えにはなりません。

これ以上、忙しくなるのは勘弁だ!
成果主義の思考とはかけ離れ、
こなし営業、守りに入る思考になるのです。

そこそこほどほどにという思考は
そこそこほどほどの成果となって現れるのです。

成果は出ないのにいつも仕事に追われます。

ボールを多く抱え込んだ状態では
新しい物ものを掴めないし、身動きも取りにくい。
ずっと持っていると重たくて疲れます。

 

人と関わり協力し仕事は完結する

1つのタスクだけなら問題なく処理できますが
複数のタスクを処理していかなければなりません。

工場で例えると
検品する部品が同時に3種類(それ以上)来る
イメージでしょうか。気持ちは焦りパニックになります。

メールの返信、見積書の作成、企画書の作成、
プレゼン資料の作成、取引に関わる資料のチェック
社内検印など。

これらは自分一人で完結することもありますが、
ほとんどが社外・社内の人とのやりとりになります。

相手がいるというのが大前提になります。
ですからいつまでも自分の所にボールがあると
そこで止まってしまいます。

締切の期限があること。
上司に回覧、決裁を頂く余裕があること。
メールの返信を待っている取引先がいること。

そう考えると自分一人でできることは
ほんのわずかなことです。
誰かのおかげ、多くの関わる人のおかげで
仕事が成り立ち世の中が回ってます。

自分の所でボールを持ったまま長い時間止めてしまっては
次の人、その次の次の人に大きな遅れが生じます。
一人の遅れはその後に関わる人の負担になります。

世の中のほとんどはこのシステムで成り立ってます。
そのことを理解し、感謝できるようになってから
早くボールを回そうと思えるようになりました。

自分よがりにならなくなってから
成果も出るようになりました。

成果を上げる営業マンは一人で抱え込もうとはしてません。
上手に人の助けをもらい、
他の人とスムーズに関わる重要性を熟知しているのです。

ボールを早く回すことは自分の仕事が減るだけでなく
関わる人へのマナーとも言えるのです。

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まとめ

ボールは早く回せ

仕事を抱え込まない

手が空いてないと新しい仕事は入ってこない

自分の都合で遅らせてはいけない

自分の遅れは次の人への負担になる

他の人との協力があり仕事は完結する

関わる人に感謝し助けてもらう

世の中ほとんどがこのシステム

 

 ボールを早く回す実践編は次の記事
ボールを早く回す考え~性格別解説~
こちらで紹介してます。

・追伸

 ぼくは社会出て、倉庫業や工場作業員を経験し
それからしばらくして営業という職種に出会いました。

はじめは契約どころか
訪問するのも怖いと思いました。

契約が取れないうちは会社での居場所もなく、
訪問先でも売れない営業マンのオーラが
出ていたと思います。

このままでは営業職もこの先何年も続かないと思いました。

そこから自分なりに考え、心理学を勉強し
実践しては失敗し、また勉強して実践を繰り返して
少しずつではありますが成果を上げることができるように
なりました。

今では自分の力で契約を取ることができますが、
そのやり方がわからないと非常に辛い思いを
することでしょう。

包丁も正しい使い方ができてこそ
食材をさばき、美味しく料理できます。
使い方次第では凶器にもなります。

営業においても同じで
正しい方法を身に付けると成果は出ます。

アポイントの取り方や契約に至るまでの考え方
お客様との関係性の維持、どんな自分作りが必要か等

基礎・基本が身に付く営業方法をご紹介しています。

もしあなたが現状に不安や違和感があるならば
それは変われるチャンスです。

正しい営業方法を身に付けることをお勧めします。

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